SORACOM
Beam

データ転送支援

SORACOM Beam は、IoTデバイスから SORACOM プラットフォームに送信されたデータを、任意のサーバーに転送するサービスです。任意のサーバーに安全にデータを送信する場合、IoT デバイスでは一般的に以下の処理が必要です。

  • HTTPS/TCPS 通信に対応するための暗号化
  • 接続先サーバー (ホスト、パス) の設定変更

ただし、これらの処理は、IoT デバイスの消費電力や通信量を増やす原因になります。SORACOM Beam は、IoT デバイスに代わって暗号化処理を行います。また、接続先サーバーの設定変更も SORACOM ユーザーコンソール / API で行います。その結果、消費電力や通信量を抑える効果が期待でき、さらに、大量のIoTデバイスを管理する作業も省力化できます。

Beam構成図

サービスの特長

  • 通信経路の暗号化

    SORACOM Beam は、以下のような機能を提供することでお客様の IoT システムの通信の暗号化を支援します。

    • CPU や電力制限によって暗号化処理ができない IoT デバイスに代わって、SORACOM プラットフォームから接続先サーバーまでの通信を暗号化します。
    • TCP や UDP でしか送信できない IoT デバイスの通信を、SORACOM プラットフォーム上で接続先サーバーで一般的に採用されている暗号化プロトコルである HTTPS に変換します。

    接続先の切り替え

    IoT デバイスに直接保存していた認証情報や接続先を変更するために苦労されたことはありませんか? SORACOM Beam の設定情報は SORACOM プラットフォーム上に保存されます。お客様はユーザーコンソールや API 経由で接続先サーバーやパラメーターなどをいつでも変更できます。設定情報は複数の IoT デバイスに紐付けることができ、複数デバイスの設定を効率的に管理できます。

    データ通信量と消費電力の削減

    SORACOM Beam とバイナリパーサーを使用することで IoTデバイスからバイナリでデータを送信、クラウド側では JSON 形式で受信することが可能です。通信している時間=モデムが起動している時間となるため、1 秒でも早く通信が終了すれば、その分モデムへの電力供給をカットし省電力に貢献します。

活用シーン

  • IoTデバイスを遠隔地で運用する

    遠隔地でのIoTデバイス運用において、認証情報とデバイスからのデータ送信先設定をデバイス内部に持たせることは出来るだけ避けたいものです。SORACOM Beam を利用することで、デバイスのデータ送信に必要な認証情報および送信先の情報を SORACOM User Console 上でコントロール出来ます。設定変更はブラウザから SORACOM User Console へアクセスして実施します。

  • デバイス/サーバーで異なるプロトコル

    SORACOM Beam を利用すると、IoTデバイスから UDP でデータを直接送付しても、SORACOM Beam で HTTPS に変換後サーバにデータを送信することができます。これによってデータ送付に関する開発工数や時間を大幅に短縮します。また、SORACOM Beam で暗号化を実施することで、セルラー通信区間の上りデータ量が減少、運用コストの削減にもつながります。

料金プラン

SORACOM Beam はリクエスト数に応じた従量課金です。初期費用、基本料金は必要ありません。
月々の無料利用枠もございます。

基本料金

無料

従量課金

日本カバレッジ 1 リクエスト(*) あたり 0.00099 円
グローバルカバレッジ 1 リクエスト(*) あたり 0.0000099 USD

(*) エントリーポイント (Beam) へのリクエスト、Beamから転送先へのリクエスト、それぞれを個別に 1 リクエストとカウントします。

エントリーポイント (Beam) に対して、短い間隔(1秒に1リクエスト等)でデータ送信することを検討されているお客様は、こちらよりお問い合わせください。

VPG 経由の SORACOM Air for セルラーからの SORACOM Beam のサービス利用料は無料となります。
ただし、Private Garden, Public Gate では SORACOM Beam のサービス利用料が発生します。

 

無料利用枠

SORACOM Beam は、無料利用枠をご提供しています。 1アカウントあたり月間 100,000 リクエストまで毎月無料とさせていただきます。

なお、リクエスト数が 100,000 リクエストに満たない場合でも翌月に持ち越されることはありません。

 

 

活用レシピ

IoTプロジェクトによる問題解決の具体的なプロセスについて、
センサーデバイスの調達から、現場のデータ取得・可視化という一連の流れでご紹介しています。

  • IoTで外部データを表示する情報端末

    IoTで外部データを表示する情報端末

    M5Stack Basic 3G 拡張ボード セット

    想定制作時間: 150分
    難易度: ★★★☆☆
    公開日: 2020年4月

     

よくある質問

  • お試し利用はできますか

    SORACOM Beam は無料利用枠をご提供しています。
    1アカウントあたり月間 100,000 リクエストまで毎月無料となりますので、安心して機能の確認をしていただくことが可能です。
    100,000リクエスト : 1つのデバイスから1分間に 60回のリクエスト × 60分 × 24時間 = 86,400リクエスト(無料利用枠に収まる利用)
    ※リクエスト数が 100,000 リクエストに満たない場合でも翌月に持ち越されることはありません。

  • SORACOM Beam を使わなくてもクラウドへデータ送信は可能ですか

    はい、可能です。
    SORACOM Air (IoT データ通信サービス) は、いわゆるスマートフォンの通信と同様にインターネット接続が可能となるため、SORACOM Air のみのご利用でも IoTデバイスから直接サーバと通信する形でのデータ収集が可能となります。この場合、サーバへアクセスするための認証情報や通信データの暗号化はデバイスで行うことになります。もし、この手間(認証情報や暗号化)を低減したい場合は、SORACOM Air に加えてSORACOM Beam をご活用いただくことで解決します。認証情報や暗号化を IoTデバイス側ではなく SORACOM User Console で設定いただけます。

  • SORACOM Beam に送付したデータは他のSORACOMサービスでも使えますか

    Unified endpointによる複数サービスでのデータ利用が可能です。
    Unified Endpoint は、統合された一つのエンドポイントとなっており、SORACOM Harvest だけでなく、SORACOM Beam(Beam)、SORACOM Funnel(Funnel) にデータを送信することができます。また、Unified Endpoint に送信したデータを複製し、Beam、Funnel、Harvest の複数に転送することができます。
    Unified Endpoint の詳しい設定方法は、ユーザー向けサイトのUnified Endpoint ドキュメントをご確認ください。

  • IoTデバイスからSORACOM Beam 以外へのアクセスを制限する方法はありますか

    Private Garden機能を利用いただくことで実現できます。
    Private Garden 機能は、Beam, Funnel, Funk, Harvest のエンドポイント以外にアクセスできない機能です。デバイスから直接インターネットにアクセスできないため、よりセキュアにソラコムのサービスを利用することができます。
    利用方法については、ユーザー向けサイトのPrivate Garden 機能を使用するをご確認ください。

SORACOMのサービスはユーザーコンソールから
ご利用いただけます。